2021年1月10日(日) 必勝祈願と新年初の練習開始

 毎年恒例の必勝祈願を午前中に大國魂神社にて行い、午後から小名浜球場にて今年最初の練習をスタートいたしました。

 9時半に大國魂神社の駐車場に集合し、10時より本殿にて選手・指導者・役員がご祈祷をうけました。

昨年1年間、新型コロナウイルスの影響の中、野球ができたことに感謝の気持ちを伝え、チーム力の更なる向上を目指すために選手一人ひとりが自覚をもって行動できるチームにすることを誓いました。 今年も無事に野球ができることを見守っていただきたいと思います。

 

その後、小名浜球場に移動し昼食をとり、午後から今年最初の練習開始となりました。 選手・指導者・役員より、保護者の皆さまへ 「今年もよろしくお願いいたします。」のあいさつの後、滝監督より選手に向けて、「更なる高みを目指して!」と今年の活動方針があり、選手全員が一人ずつ今年の 『志』 を発表いたしました。 まだまだ具体性に欠ける発表が多く、今後の指導の課題を痛感いたしました。

 そこで 『志』について少し考えてみました。

 志とは心の目指すところ、心の向かうところである。 つまり目標です。 その志は低いよりも高い方がよい。 志も何もなく、ウロウロ、チョロチョロ低迷しているようでは、喜びが湧き出てこない。 二度とない今日、そして明日である。 このかけがえのない自分の人生、生命というものをピリッと張って生き抜いていくところに、喜びがある。 そのピリッとした緊張感は、心の向かうところが高いときに味わえるものだと思う。

 自分の志をより高く保つためには、強い信念が必要だ。 その信念は、日々の実践によって練り固められる。 実践とは、まごころからの実行のことだ。 ヒットを打てるようになるためには、何を実践しなければならないのか。 早く走れるようになるためには何を実践しなければならないのか。 ボールから逃げないでうまく捕れるようになるためには何を実践しなければならないのか。 まごころをこめてグランドに立つ実践。 敗戦は勝利への資本とみて、十分に反省をしているという実践・・・・・これらをつみ重ねていくうちに、信念がかたくなる。

 できるかどうかは、やってみないとわからないのは当然だ。 しかし、このチームで中学野球を楽しむと決めて入団したからには、素直に全力をつくす。 キョロキョロ・オドオドとして雑念一杯でやるよりも、「よし、やるぞ」と、志のまま素直に実践する。 そこに強い信念が湧き出すのである。 その強い信念のままに、その志の実現ができるように、環境や事柄が動いてくる。 ボンヤリしていたり 「あぁダメだ」 と無気力、腑抜けの姿勢では、何もできはしない。 まわりも動かない。  今をつまらなく過ごすと、それだけの時間をロスしたことになる。 今を充実して生きないと、その次の今も充実できないことになる。 今がうまくいかなくても、それだけの意味があるのであって、うまくいく、うまくいかないのは今の常である。

 今がこの先の今のために、とても重要であることを自覚し、しっかりと今を受け止め、その今を愛し、また尊重しつつ、しっかりと今を生き抜いてい欲しいと願います。

  新型コロナウイルスの影響もまた大きくなりつつあります。 私たち大人は子供たちの野球のために精一杯の対策を実践し、『雲外蒼天』 を信じて前に進みます。